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5+1フレームワーク:目的を持ったブレンド

野菜・果物・水分・タンパク質・脂質・ブースター。6つのカテゴリーから最適なスムージーを設計する

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5+1フレームワーク:野菜・果物・水分・タンパク質・脂質 +ブースター

ここまで、スムージーの歴史とPFCバランスを学んできました。

いよいよこの記事では、私たちが提案する「5+1フレームワーク」の全体像をお伝えします。

これは、スムージーを「なんとなく健康」ではなく、目的を持って設計するための設計図です。


5+1フレームワークとは

スムージーを、以下の6つのカテゴリーから構成します。

  1. Vegetable (野菜)
  2. Fruit (果物)
  3. Liquid (水分)
  4. Protein (タンパク質)
  5. Oil (脂質)
  6. Booster (ブースター) ← "+1"

各カテゴリーから1つずつ選ぶことで、栄養バランスを保ち、「冷え」や「血糖値スパイク」を防ぐことができます。


1. Vegetable (野菜) - ベース

役割: かさ増し、食物繊維、微量栄養素

例:

  • キャベツ(80g)
  • 冷凍ほうれん草(50g)
  • にんじん(小)

なぜ野菜が必要なのか

野菜は「ビタミン・ミネラルの宝庫」です。でも、それ以上に重要なのは、カロリーを抑えながらボリュームを出せること。

キャベツ80gはわずか18kcalですが、スムージーに「飲みごたえ」を与えてくれます。


2. Fruit (果物) - 味とエネルギー

役割: 甘味、即効性のエネルギー(グリコーゲン)

例:

  • バナナ(1/3〜1/2)
  • 冷凍マンゴー(30g)
  • 冷凍ベリー(30g)

制約:最小限に留める

果物は美味しいです。でも、果糖は血糖値を上げます。

私たちは、「風味付け」程度に抑えることをおすすめします。これにより、午前中の集中力が持続し、偽の空腹感を防げます。


3. Liquid (水分) - 食感と温度

役割: 水分補給、消化補助

例:

  • 水(常温)
  • 牛乳(少量)

制約:氷水は避ける

内臓を冷やさないよう、氷水は避けるのが基本です。

冷凍果物を使う場合でも、常温の水と組み合わせることで、全体の温度を調整します。

あなたも経験ありませんか?冷たいスムージーを飲んだ後、お腹が冷えて調子が悪くなったこと。


4. Protein (タンパク質) - 固形化

役割: 腹持ち、血糖値の安定、食事としてのアイデンティティ確立

例:

  • ホエイプロテイン(バニラ/ミルク)
  • ソイプロテイン

なぜタンパク質が必要なのか

たんぱく質を加えることで、「飲みもの」が「一食」に近づきます。「食べた」という満足感は、消化管ホルモンの働きによるものです。

1食20g以上を目安にしましょう。


5. Oil (脂質) - 吸収と満腹感

役割: 脂溶性ビタミンの吸収、満腹感、体温維持

例:

  • MCTオイル(小さじ1)
  • アボカド

油を恐れない

「ダイエット中に油?」と思うかもしれません。

でも、良質な油は腹持ちの鍵です。また、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンは、油がないと吸収されません。

スプーン1杯の油が、スムージーを「デザート」から「食事」に変えます。


6. Booster (ブースター) - 腹持ちと機能 (+1)

役割: 物理的な満腹感、目的別の最適化

例:

  • チアシード(要吸水・小さじ1)
  • オートミール(20〜30g)
  • ココア / 抹茶(少量)

なぜ"+1"なのか

ブースターは任意ですが、おすすめです。

チアシードは水を吸って膨らみ、満腹感を生み出します。オートミールは持続的なエネルギーを、ココアや抹茶はポリフェノールを含みます。目的に応じて選べる「カスタマイズ枠」です。


目的別分類:4つのタイプ

5+1フレームワークを使って、以下の4つのタイプを作ることができます。

Energy (活力)

目的: 活動・覚醒

構成の焦点: 糖質 + 脂質

想定シナリオ: 運動前 / 朝イチ

例: バナナ + ほうれん草 + プロテイン + MCTオイル + 水


Stability (安定)

目的: 腹持ち・集中

構成の焦点: 低糖質 + たんぱく質 + 脂質

想定シナリオ: デスクワーク / 食事代替

例: キャベツ + ベリー少量 + プロテイン + MCTオイル + チアシード + 水


Recovery (回復)

目的: 抗酸化

構成の焦点: ベリー + 緑黄色野菜

想定シナリオ: 運動後 / 疲労時

例: 冷凍ブルーベリー + にんじん + プロテイン + アーモンドミルク


Digestion (消化)

目的: 腸内ケア

構成の焦点: 低食物繊維(バナナ/キャベツ)

想定シナリオ: 胃腸が弱い時

例: バナナ + キャベツ + プロテイン + 水(常温)


主要ルール(ロジック)

温度のルール

氷は避ける。常温の水 + 冷凍果物(最大1種)とする。

これは、アーユルヴェーダ的な「冷え」への対処です。

腹持ちのルール

「咀嚼」がないため、タンパク質 + 脂質 + ブースターを利用して固形食の消化時間をシミュレートする。

安全のルール

  • 亜麻仁(フラックスシード)は必ず粉砕する
  • チアシードは必ず吸水させる(10分以上)
  • 「デトックス」等の医学的・法的にリスクのある表現は避ける

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5+1フレームワーク、これがスムージー設計の全体像です。

理論は揃いました。でも、もう一つだけ大事な話があります。

「あなた専用のスムージー」は、どうやって見つけるのか?

食材の種類、目的の違い、体調、好み。組み合わせは無限にあります。次の記事では、この「最後のピース」についてお話しします。